「空腹」こそ最強のクスリ
青木 厚 (著)
私達は今まで当たり前のように1日3食を食べてきましたが、間違いでした。これでは胃腸は休むことができずに、しだいに消化能力が衰え、未消化の食べ物が腸で腐敗し、有害物質を発生したり、肝臓で分解できなかった毒素が、体に不調をもたらすという。
それを防ぐために、空腹時間(ものを食べない時間)を16時間作り、胃腸を休ませます。すると、「オートファージ―」という仕組みが働き、細胞内の古くなったたんぱく質が新しく作り替えられ、体の不調や病気、老化を遠ざけてくれるという。
アンチエイジングの効果もあるこの方法を、私は早速試してみたくなりました。
気を付けなければいけないのは、「空腹の時間を作る」食事法は、あくまで予防のためであり、すでにがんや認知症などを発症している人は医師の指示に従ってください、とあります。本の内容をよく読んで実践してください。
_
はじめに
「一日3食」「食べすぎ」が、疲れやすい体を作る
高血圧、老化、生活習慣病……。肥満は百害あって一利なし!
さまざまな病気の温床となる「糖質の摂りすぎ」
血糖値が下がり、脂肪が分解され、細胞が生まれ変わる方法がある
「空腹」という最高のクスリが、体の不調や病気、老化を遠ざけてくれる
第1章 「一日3食しっかり食べる」「空腹な時間を作る」
どちらが長寿と健康をもたらすか
「一日3食とるのが体にいい」は、間違いだった
1日3食は、胃腸を疲れさせ、体の不調を招く
がん、糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞、年齢を重ねるごとに「食べすぎ」のダメージは大きくなる
アメリカの最新研究が証明。「空腹」こそが長寿と健康のカギだった
第2章 無理なく「空腹」を作り、体を蘇らせる食事法
睡眠8時間+8時間の空腹で、体に奇跡が起きる
空腹のとき、体ではどんな奇跡が起こっているのか
睡眠時間をうまく使って、無理なく空腹の時間を作る
食べたくなったら我慢せず、ナッツ類などで空腹を満たす
「空腹の時間」をいつにするか? 生活スタイル別の実行スケジュール
土日は最高の「体のリセットタイミング」
減少した筋肉は、簡単な筋トレで補うこと
【体験談1】中性脂肪が大幅に減少し、脂肪肝が改善!
【体験談2】3か月で血圧が基準値以下になり、頑固な便秘も解消!
第3章 「糖」がもたらす毒を、「空腹」というクスリで取り除く
白米やパン、加工食品が現代日本人の体にダメージを与えている
肝硬変や肝臓がんを引き起こす、「脂肪肝」という恐怖
糖尿病を引き起こす原因は、食べ方しだいで解消できる
糖尿病には、糖質制限より「空腹の時間」を増やすほうがいい
第4章 「空腹力」を高めれば これだけの病気が遠ざかる!
空腹力で、がんの原因を取り除く
空腹力で血液をきれいに! 高血圧症を改善
空腹力で認知症発症のリスクを減らす!
免疫力をアップさせて、アレルギーや感染症を遠ざける
空腹を楽しむのは、究極のアンチエイジング
「空腹」こそ最強のクスリ
青木 厚 (著)