ずっと前から「へパティ」の予防接種をやったほうがいいと夫が話していたのだが、なかなか行けずにいた。そして、今年のイランのお正月が終わった翌日に、やっと家族4人でへパティの予防接種を受けに行くことができた。 「へパティ」とは何か? その日の朝早く、夫が予防接種を受ける場所に電話をして、予防接種をやっているか等の確認をした後、子ども達に学校を休ませ、家から車で約30分のところにある「INSTITUT PASTEUR D'IRAN」(イランパストゥール研究所)に行った。予防接種は近くの病院でも受けることができるが、その研究所では病院のかかる接種料金の数十分の1の料金で接種してもらえるらしい。 研究所に着き、始めにその建物の外にある窓口で予防接種のための料金を支払うのだが、そこで問題が起こった。へパティの予防接種は3回に分けて行うのだが、一回目のワクチンがないとのこと。受付の男性に、「この近くの病院で1回目を受けてください。」と言われた。 怒った夫は「今朝ここに電話で確認した上で、車で遠くから来ていますよ。そういうことなら、家の近くで予防接種を受けてます。朝電話を受けたのは誰ですか?」と受付の男性に言った。数分の言い合いの後、夫の交渉力により1回目の予防接種を受けられることになった。予防接種票を渡され、建物の中に入る。 建物を入り正面の廊下の右側1番目にある部屋が男性用のへパティ予防接種の部屋で、3番目にある部屋が女性用の予防接種の部屋だった。夫は息子2人を連れて男性用の部屋に入り、私は一人女性用の部屋に入った。 私が部屋に入るとテーブルに女性が座っていて、私は挨拶をした後予防接種票を渡した。その感じのいい女性は予防接種票を見ると「一回目ですか?」と聞き、左腕を出すように言われ、私はマントを脱いで左腕に注射をしてもらった。予防接種なんて何年ぶりだろうか。ほとんど痛くなかった。注射後、「しばらくロビーの椅子に座っていてください。」というようなことを言われ、夫や子ども達としばらくそこで休んだ後、家に帰った。 2回目は1ヵ月後、3回目はその5ヵ月後に打つらしく、予防接種票にその予定日が記されていた。 料金は、大人1万リアル(約130円)、子ども6千リアル(約78円)だった。ちなみに現在は、イランで生まれた子は病院でこのへパティの予防接種をしているとのこと。まだ予防接種を受けていない子ども達に対しても、特定の場所に呼んで予防接種を無料で受けさせているようです。 イランと日本では、予防接種のやり方が大分違うようで、イランでは生まれてからすぐに打ったり、一度に数種類まとめて打つやり方が普通に行われているようです。イランではどんな種類の予防接種をしているのかは、よく分かりませんが、以下、日本で行われている予防接種を参考の為に載せておきます。
イランでお子さんが予防接種された方がいらっしゃいましたら、イランで受けた予防接種の種類などを教えていただけたら嬉しいです。イランでこれから出産・子育てする方のために載せたいと思います。 2007.5.6 記 追記 今回受けたのはB型肝炎の予防接種でした。 2007.5.19 下記はイランで予防接種を受けた方の体験談です。
体験談をくださった方、ありがとうございます。 |