私がイランで、運転免許を取得するまでの体験談です。(2004年6月に取得) 1.運転免許を英語に訳す まず、日本大使館から紹介されたところに、日本の運転免許証を持って行き、英語に訳してもらいました。8千トマン(8万リアル)で、2、3日でできるとのことでした。これは自分達でもできそうだと感じました。 2.訳したものを日本大使館へ そして、それを今度は、日本大使館に持って行き、それができ上がるまでに、約1週間かかり、29万3千リアルを日本大使館に支払いました。 3.外務省へ 今度はそれを外務省に持って行き印鑑を押してもらいました。それは2、3時間で済みました。 4.タルジョメへ それを今度は、タルジョメ(訳す所)に持って行き、さらにペルシャ語に訳してもらいます。それは、3日かかり、30万リアル支払いました。 5.警察署で視力検査 視力検査をするための費用4万9千リアルを銀行から振込み、後は、自分の証明写真を撮り、写真と今までの書類を持って、視力検査をしに夫と一緒に警察に行きました。 その警察署の前では、男性が列を作って並んでいましたが、女性は見当たらず、夫と一緒に中に進むと、数人の検査を受けに来たと思われる女性がいて、机に座っていた警官に、夫が書類と写真を渡す。写真は6枚位撮ってあったのだが、1枚だけ取って、あとは返してくれた。そしていざ、視力検査。場所は、その警察署の建物の中にある駐車場でやった。警察官が数人で「ここでいいか?」などといいながら、テーブルを置いている。どうやらそのテーブルの後ろに立って視力検査をするらしい。かなり適当な感じがした。私の前に検査を受けている女性を見ていると、片方の手で紙を片目に当て、手で上下左右を指していたので、私も同じようにやりました。ペルシャ語を話す必要がなかったので、楽でした。 あとで、夫から聞いたのですが、そこには1年に1回位しか外国人が来ないので、私に対してはちょっと特別扱いだったようです。他のイラン女性が「どうしてこの人だけ特別扱いなの?」と警官に聞いていたようです。女性がまだ検査をしている途中に、待ち切れなくなった男性群が、どやどやと入ってきたのですが、警官に「まだ入っちゃだめ!」と追い出されていたのが、なんだか可笑しかったです。女性を先に検査してくれてよかったです。男性が先だったら、何時間も待っていたでしょう。 この視力検査で終わりと思ったのですが、まだありました。 6.運転免許試験場へ ここにも夫と来たのですが、問題が発生しました。 7.運転免許証が届く そして、ちょうど2週間後、イランの運転免許証が届きました。日本の運転免許証より、ちょっと大きめです。これで、堂々とイランで運転できることになりました。まずは、迷子にならないように、ペルシャ語の勉強をがんばることにします。 以上が免許を取得するまででしたが、日本の免許を英語に訳し、更にそれをまたペルシャ語に・・・という工程をとっているため、非常に手間と費用がかかっているように感じます。これが、日本語からペルシャ語に一度に訳せるやり方ができればいいのにと感じました。 |