納豆の作り方

〜注意点について〜

(in iran)

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〜これをご覧のあなたは、きっと納豆が好きな方ですね。あなたにもきっと納豆が作れます〜

〜注意点について〜

 今まで、納豆を作っていて勉強したこと。

1.納豆菌は、40℃位の温度が好きで、温度が高すぎたり低すぎたりすると繁殖しない。

2.適度な湿度が必要。(あるHPでは90%とありました。)

3.納豆菌は空気が好き。(空気がないと繁殖しない)

4.雑菌の混入に気をつける。(納豆を入れる容器は熱湯等で消毒する。)

 納豆の作り方

 今まで、いろいろなやり方を試しましたが、結局のところ、箱(発泡スチロール箱等)に入れて発酵させるやり方が、温度が安定していて失敗しにくかったです。私は、発泡スチロール箱がなかったので、アイスボックスを使って作りました。初めての方は、大豆50gから始めてみると良いでしょう。

〜 必要なもの 〜

大豆:100g
納豆:3粒(冷凍納豆でもOK)

圧力鍋(または普通の鍋、蒸し器)
ザル
温度計
大豆を入れる容器
クッキングペーパー
ペットボトル小さいもの2本
箱(発泡スチロール箱かアイスボックス)
 
 納豆の作り方

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一晩置いた豆


1. 大豆を洗い、たっぷりの水につけて一晩置く。

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2.一晩置いた大豆を鍋に入れて、水を加えて火にかけ、灰汁や大豆の皮が出たら、取り除いておきます。

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弱火で30分 余熱で15分


3. 圧力鍋で煮る場合は、水は豆の少し上まで入れて、蓋をして強火にかけ、おもりがシューシューといい始めてから、弱火。30分、火を消して余熱で15分、豆が指で軽くつぶせる位まで煮ます。

圧力鍋の性能や豆の種類により煮える時間は違うと思います。(いろいろなHPを参考にしましたが、火にかけている時間が短ので15分、長いので80分という所がありました。)

今までの経験でイランの大豆では上記の時間(弱火30分)でOKでしたが、日本の大豆は大きいので、その倍の1時間くらい火にかけました。

蒸せる方は蒸してください。蒸した方が豆の皮が剥がれずに味が良いそうです。

 

4. 豆が煮える前に、豆を入れる容器、納豆を扱う器具等は、熱湯で消毒し、ビニール袋に空気穴を開けたものを、容器の大きさに合わせて 切っておきます。これは、大豆の上に載せるための物です。

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約13時間後

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24時間後

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冷蔵庫に入れて、数時間後


5. 箱にお湯(約45〜50℃位)を入れたペットボトルを入れる。

 ペットボトルの上には、直接豆の入った容器に熱が当らないように発泡クッションシートやタオル等を敷き、温度計を置き、このまま蓋をして40℃位に暖めておきます。 

6. 豆が煮えたら、ザルに入れて余分な水分を切り、またなべに戻してほんの少し火にかけた後(殺菌と豆の温度を上げる為)、納豆を適量加えて、軽く混ぜて容器に入れ、 豆の上に空気穴を開けたビニールを置き、容器の蓋はせずに、全体をタオルでくるみ、暖めておいた箱の中に入れます。

これらの作業は豆の温度が下がらないうちに、手早くやります。そして、容器に入れる豆は、豆が3個重なる位までが理想です。あまり、容器の上の方までたっぷり入れると、空気不足になり、納豆菌が上手く繁殖しません。

7.箱は少し隙間がある状態で蓋をし、暖かいところに置いておきます。(現在冬の為、私はストーブの前に置いています。)

8. 温度が38度以下に下がったら、ペットボトルのお湯を温かいのに入れ替えます。

9.十数時間で納豆の表面が白っぽくなりますが、納豆化しているのは、表面だけで、味は、まだ煮豆の味がすると思います。このときには、まだ豆の色も白っぽいですね。

10.24時間後、豆の中のほうまで、納豆化が進み、色は茶色く、大きさは小さくなり、味は納豆の味になっていると思います。これ以上置いておくと、だんだんアンモニア臭がしてくるので、納豆菌の繁殖がいまいちでもこれ以上置いておくのは、お勧めできません。

11.箱から出し、しばらく置いて冷めてから、冷蔵庫に数時間入れておくと糸の引きも良くなります。

以上、納豆の作り方でした。

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