折り紙のバラ達
このページのバラ達は、全てはさみを使わずに正方形の色紙1枚で作られたものです。
~立体的なバラ編~

考案者:川崎 敏和氏の「Kawasaki Rose」を福山工業高校がアレンジしたもの
これは、福山ローズと呼ばれている折りバラです。
折り方は下記サイトに載っています。
oribara_web
私が初めて出会った立体的で本物っぽい折りバラがこの福山ローズでした。ただ一枚の色紙だけでハサミを入れずに折るだけで、このようなバラの形ができると知った時には驚きました。
作り方は、始めに折り目をつけていって、最後のほうで一気にバラの形を作ります。初めて折る方は難しく感じるかもしれませんが、折れた時にはきっと感動します。何度も違う色の紙で折ってみたくなりますよ。

考案者:川崎 敏和氏
海外で「Kawasaki Rose」と呼ばれている作品です。
これは、博士の折り紙夢BOOKという本に載っている折りバラです。折り方は上の福山ローズにとても似ていますが、完成品は、少しつぼんでいる感じのバラになります。
上の福山ローズを折った方ならすんなり折れると思いますよ。
博士の折り紙夢BOOKの詳細は、下のページで紹介しています。
博士の折り紙夢BOOKの紹介


開いたバラ
考案者:川崎 敏和氏
上の写真のバラは、前述の「Kawasaki Rose」とほとんど同じ折方です。
違うところは、上のバラは折る時に折り紙の中心の正方形の折り目の角から斜めに山折して、中心部が自然に開くように作るのに対して、このバラはその山折りする工程を省き、ある程度花の形に折り紙をまとめてから、閉じている中心部を上から引っ張り上げてねじりながら広げて丸みをつけ、ペンなどで中をクルクルまわし整える、というところです。
そのため、上のバラに比べて中心部が広がってできるようです。
このバラの折り方は、折り紙夢WORLDに載っています。同じ本にこのバラと同じタイプのバラで「開いたバラ」の折り方が載っていますが、最後の花びらを折る部分でもう一工程加えると、開いたバラになります。
下の写真の「開いたバラ」は「福山ローズ」にそっくりですが、比べるとやはり中心部が開いてできるようです。

考案者:川崎 敏和氏
これは、一分ローズです。
折り紙夢WORLD 花と動物編と「究極の夢折り紙」に折り方が載っています。新しく出版された「究極の夢折り紙」の方が、カラーで写真も多く使われており、折り方がより分かりやすくなっています。
一分で折れるのかな?と思いきや、そうもいかず最後の形を整えるのに時間がかかりました。他のバラに比べると折る工程が少なく早く折れますが、5分くらいかかりました。


考案者:川崎 敏和氏
これは、私が出会った折りバラの中で一番本物っぽく見える折りバラです。花びらの数が多い分、折る工程が多く、一番難しく時間がかかる折りバラです。
これまでの折りバラは、他の折りバラと比較するため、全て15cmのボタン色の折り紙で折って撮影しましたが、このバラはもっと大きな紙で折ったら上手に折れると思います。
左のオレンジ色の折りバラは、このバラの折り方が載っている本に掲載されている写真です。葉っぱもつけるととても綺麗ですね。葉っぱの折り方も同じ本に掲載されています。
折り方が載っているのは、折り紙夢WORLD 花と動物編と「究極の夢折り紙」です。新しく出版された「究極の夢折り紙」の方が、カラーで写真も多く使われており、折り方がより分かりやすくなっています。
この本の詳細を知りたい方は下記のページもご覧ください。
目次や本に載っている他の折り紙も紹介しています。


考案者:不明
この折りバラは、英語のサイトに載っていたのを見つけました。
「How
to make a standard origami rose」
上からの写真では分かりにくいので、斜め横からの写真も撮影しました。少し細長くつぼんでいる感じのバラです。
立体的に見えるバラの中では最も折りやすいバラと思います。
折り方が載っているサイトは説明が英語の上、写真の色紙の色が薄いピンクを使用しているため、裏表が分かりにくく理解するまで苦労しますが、福山ローズなどの上記のバラが折れる人なら、英語が分からなくても想像で折れるのではないかと思います。


考案者:川崎 敏和氏
上のバラにとてもよく似ていますが、このバラはがくがついていて、がくの部分は折り紙の裏面が表に出ます。なので裏が緑色の両面折り紙で折るか、もしくは白い部分を緑に塗ったら本物らしく見えて素敵です。
がくがついている分、上のバラより若干時間がかかりますが、それほど難しくはなかったです。
書籍では、「バラのつぼみ」という題名で、究極の夢折り紙という本とバラと折り紙と数学とにも載っているようです。



考案者:山口 真氏
これは、飾れる! 贈れる! かわいい花の折り紙という本に載っている山口 真氏考案のバラです。
折ってみたら、「折り紙夢WORLD 花と動物編」の難しいほうのバラと同じくらい難しかったです。左の写真上の2つは私が折りましたが、3回目でやっと折れたバラです。
下の薄いピンクのバラが本に載っていた写真です。私の折ったのと比べると、中心がもっと閉じて、花びらがふんわりとなっています。
始めの折り目をつける折り方は、福山ローズなどと似ていますが、花の中心は全く違った折り方でもっと複雑です。
最後のほうの、花びらの下の部分を折るのが、どこを基準にして折っていいのか分かりにくく、苦労しました。
バラの底部は、川崎ローズなどのように、綺麗にできませんでしたが、とてもバラらしく見える作品だと思いました。


考案者:鈴木恵美子氏
これはツイストローズです。
上記の折りバラとは全く違った折方をします。折る工程はそれほどありませんが、最後に形を整えるのが難しいです。ピンセットで中心を押さえてねじるといいようです。
折り方は動画になりますが、下のページにあります。
途中から分かりずらいですが、何とか折れました。
この折り紙の考案者は鈴木恵美子氏で、書籍では下の本に折り方が載っているようです。



このバラはおりがみでクリスマス (2) (Noa books)という本に載っているバラです。
折り方はちょっと難しく、最後に下の穴から中に棒を入れて膨らませ、花びらを引き出して形を整えるのも時間がかかりました。
一番下の写真は本に載っていた写真です。