肩関節周囲炎が治るまでの期間はどのくらいなのか?
いろいろなサイトを調べてみました。
3つの期を合計したトータルの罹病期間は1年半から3年ほどかかります。
炎症期(2-9か月):
夜間の痛みが出ていることが多く、肩がどんどん動かなくなっていく時期。安静時痛(じっとしている時の痛み)が強い。
拘縮期(4-12か月):
腕の動かない状態が続く時期。痛みのある側を下にして寝ると痛みが出る、朝起きた時に痛みがある、特定の姿勢で痛みが出る、腕を動かした時に痛みが出る、腕を動かす範囲が狭くなったまま、などの症状がでています。ただし炎症期ほど強い痛みではないです。
回復期(12‐42か月):
痛みが大幅に減り、だんだんと関節が動くようになる時期です。
一般的な経過として、約 1 年前後で自然治癒すると言われていますが、「ほおっておいても治る」と甘く考えていると運動障害が残ってしまいます。また、一度症状が改善しても、不良姿勢などが続けば症状が再発することもしばしばみられます。
① 疼痛痙縮期 約 2~9 ヶ月
症状:急性期で疼痛が主体となる。明らかな誘因はなく、肩の違和感や痛みで出現。運動時痛や安静時・夜時痛が出現し、急速に関節が硬くなる。
安静度:局所の安静、三角巾固定痛みの出る動作は避ける
② 拘縮期 約 4~12 ヶ月
症状:亜急性期で拘縮が主体となる。徐々に安静時痛・夜間痛は軽減しますが、肩関節は拘縮し、可動域制が残りやすくなる。過度に動かすと強いつっぱり感が出現する。
安静度:徐々に運動範囲を広げる
③ 回復期 約 6~9 ヶ月
症状:慢性期で、症状は徐々に改善する。可動域制限も徐々に回復し、運動時痛も消失する。
安静度:積極的な運動
肩関節周囲炎は自然に治癒する疾患ですが、治癒に至るまでの期間に個人差があり、症状の長い方では数ヶ月から数年かかる場合があります。
急性期: 発症初期2週間くらいまでの間がこの段階にあたります。炎症が最も強く、痛みが強く、時には夜間痛を伴います。この時点では、関節の可動域が低下していることは少なく、他動的に動かすことができます。
慢性期: この段階は、発症後だいたい6ヶ月くらいまで続きます。徐々に炎症は収まりますが、関節包内で癒着(組織同士がくっつくこと)が生じ、可動域が制限されます。
回復期: この段階は、治癒に至るまでの期間にあたります。回復期に入ると、癒着は徐々に消失し、可動域が増加します。しかし、回復期への移行には個人差があるため、症状の持続に大きく影響します。
まだまだ先は長そうです。
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